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能 高砂

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投稿日時
2014-03-25 23:35:59

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こぎつね

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都見物に上京してきた肥後国(今の熊本県)阿蘇の神主がおりました。
途中に立ち寄った播州(兵庫)高砂の浦で、名所である高砂の松の木陰を掃き清める老夫婦に出会います。
2人は「この松は住吉にある住の江の松と合わせて『相生の松』と呼ばれる夫婦の松。遠く離れて住むとも夫婦の心は通い合うのです」と話してくれます。
この老夫婦が実は 高砂・住の江の松の精なのでした。








というお話。

めでたさでは、お能の中でも3本の指に間違いなく入る曲です(No.1は確実に『翁』)





前の絵で紹介した謡は、老夫婦が話し終わり「住吉で会いましょう」と言って消えた後、神主が住吉に船を出す場面です。

この後住吉明神が出現して颯爽とした舞を披露してくれるのです。





能のクライマックス部分、謡はなくお囃子だけに合わせて主役(シテ)が舞う部分を舞事(まいごと)といいます
これの種類はそれほど多くなく、
基本的なのは「中ノ舞」 それよりゆっくりなものに「序ノ舞」 など

そしてこの高砂は「神舞」です。

今あげたこの3つは実は動作はほぼ同じなのですが、スピードが全然違います。

神舞すっげー速いです!
ニヤニヤしてくるほど速いです



前半のお爺ちゃんお婆ちゃんのゆ~ったりした謡のペースとのギャップが効いてて中々爽快な終わり心地

何で神様がハイペースなのかは知りませんが、神舞は、ぐわーってくるパワーがあるような気がします(笑











★ちなみに高砂人形について★
尉(じょう)と姥(うば)の人形。「共に白髪になるまで夫婦仲が良い様に」という願いが込められています。夫婦仲良く「お前百まで(掃くまで)わしゃ九十九まで(熊手)」と、それぞれの手に熊手と箒を持っています。尉の熊手には「福をかき集める」、姥の箒には「邪気を払う」と意味がありま す。関東では結納に高砂人形ではなく、友白髪を贈るのが一般的。
(kotobank.jp より)


…ソラシラナンダ!
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